第65話
「ゆーひ。エンエンなーかないっ。
お兄ちゃん、学校行くからバイバイ。」
煌妃と悠妃は、妃響にベッタリで。
朝は、学校へ行こうとする妃響に
抱き着き、行くのを阻止し―――……
妃響を困らせる、
までが、
玖賀家の平日の朝の
ルーティンになっている。
「いやああああっ!いがないでえっ!
ひいっ!ひいっ!いやああああっ!」
母親の愛情が足らない?
俺の愛情が足らない?
優哉の息子だから、俺は悠妃を愛せていなくて、伝わっているのか?
なんて、悩みながらの子育てが続く。
「ッッ………ぐすっ…行っちゃやだっ…」
煌妃は、悠妃が生まれるまでは末っ子で
朝妃、妃響、竜妃、雅妃の愛情を精一杯受けて、育ってきた。
その愛情が、悠妃に向けられたからなのか
悠妃誕生後、赤ちゃん返りが酷く―――……
「ひーにっ、ひーにっ、抱っこお……ッッぐすっ。」
妃響に甘える、煌妃も悩みのタネ。
そして、最大の悩みは―――………
「妃響、行くぞ。遅れる。」
長男の朝妃(高2)だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます