朝の格闘
第63話
side 父
シングルファザーになって1年が経つ。
毎日、悪戦苦闘しながら、
俺の側近の3人と、
朝妃の側近の翼・翔平・黎来…
それから、次男の妃響の手を借りながら
なんとか生活を送っていた。
毎日、大変だったのが朝。
朝が弱い竜妃(中1)と煌妃(6才)
それから、甘えんぼで泣き虫の悠妃(2才)
この3人に手を焼き、
毎日慌ただしい朝を送っていた。
長男の朝妃(高2)と次男の妃響(高1)は
絶賛、反抗期真っ只中。
俺と口を聞こうともしない。
三男の竜妃(中1)は、朝が弱い。
年子の弟、雅妃に頼んで、「竜妃を起こしてくれ。」が日常。
四男の雅妃(小6)は、まだまだ母親に甘えたいんだろうが、お兄ちゃんの役割を頑張ってくれていて、
ついつい、俺も甘えがち。
五男の燈妃(小3)は、兄弟一手が掛からない大人しい息子。
主張もほとんどなく、放置になりがちで
もっと手をかけてやらないとな…と
日々反省の毎日。
六男の煌妃(6才)。
保育園の年長さん。悠妃の面倒を見てくれたり、お兄ちゃんぶりを発揮してくれているが、性格タイプは末っ子。
妃響にベッタリな毎日を送る。
そして、我が家のアイドル的存在の
末っ子。七男の悠妃(2才)
もう、朝から晩まで泣いて、甘えて。
常に誰かと一緒に居る、悠妃。
中でも、次男の妃響には、母親と思っているのかベッタリ。
男ばかり7人の息子と父親のお話。
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