第53話
" 梨絵子に似て。可愛い。"
は、どうやら禁句だったらしい。
妃響は拗ね、俺を睨みつけ。
「嬉しくねえし。」なんて言って、ブツブツ言ってる。
「可愛いも悪くないだろ?
喜ばしいことだろう。梨絵子似だぞ?」
「父さん似が良かったんだよっ!」
" 父さん似が良かった? "
突然の妃響の一言に固まる。
それは、どういう意味でだ?
「付き合ってください!って
男に何度も告白されたわっ!今は…
今は…同性同士も幅広くなってきたけど
学生時代は…恥ずかしいしかなかった。」
「なるほどな。告白ねえ…。」
朝妃もよく告白されていたことは
知っていたが。ラブレター見たことあるし。
妃響も、モテていたのか。そうか。
「朝妃も碧空も郁希も、湊も……
揃いも揃って、可愛いって言いやがるし!親にまで可愛いなんて言われたら、認めるしかねえだろっ!」
「言いそうなメンバーだなあ。
だってよお……生まれた時から、梨絵子に似るなって思ったんだよ。」
朝妃は優哉と似ている、イケメン顔。
妃響は、梨絵子と激似な
可愛い系の顔立ち。
可愛いんだよな、妃響は。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます