第45話
" 「朝妃とひめちゃんに看取られて亡くなったわ。」と、お義母さんは言ってくれた。
良かった。良かった…。
血を分けた家族に看取られたのだと
知った時は、そう思った。
お義母さんの顔が晴れないことに
違和感を抱いたが、
あえて聞かずに、帰宅を選んだ。
聞かなかったことが、俺を苦しめた。
お義母さんの苦しそうな表情が
俺の脳裏に焼き付いて離れなかった。
そして、俺は再び、仲野家をたずねた
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