第37話

その日のやり取りが決定的になり…。



朝妃も妃響もほとんど家に

寄り付かなくなっていた。



長い、長い、確執の始まりだった。




煌妃と悠妃が心配だった2人は

会いにくるだけで、俺をみると

ガン無視で、すぐどこかへ行ってしまう…そんな日々が続いた。



朝妃とは、和解ができずに…。

死に別れ。


息子の病気も知らなかった。



朝妃が、自分が優哉の子供だと

気づいていたことも―――…。



俺は、何も知らなかった。

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