第7話

ほっぺをツンツンと指で突っつく。


「ひめか。ひめちゃん。

お兄ちゃん、会いに来たんだけど〜…

今日もおネンネ?……ショックう〜……。」



ツンツン、遊びながら…突っつく。



「なんだ、まーた来てるのか?朝妃。」


「おー?あー、大輔さん。

ってか、大輔さんこそ毎日居るし。

社長が何をしているんですかー。」



母の兄。恐らく俺と同じ、ニオイ…


大輔さんは、絶対にシスコン。

母さんが大切なんだと思う。



じゃないと、毎日来ないだろ……。



「可愛いなあ、妃愛。

おはよう、おっきしたの?ひめちゃん。

やったね。おじさんのほうがいいって?」



は?ふざけんな。


俺の方がいいに決まってるし。

大輔さんに負けてたまるか。



「梨絵子、何?ビデオ回してるの?」


「うん。お兄ちゃんデレデレしすぎ。

そして、親子ほど離れた甥っ子に

敵意剥き出し、情けないよ。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る