第6話

妃愛に会いに行くように

なって、早1週間が経った。



学校終わり、即、仲野家へ。


倉庫にも寄らず、家にも帰らず。

ひたすら妹に会いに行く毎日。



妃響の疑いの視線が…こわい。


「彼女ができてさ、会いに行ってる。」

って言っちゃったんだよなあ…。



まあ、実際。


小さな彼女なんだけど。

俺の、大切な大切な……女の子。




「朝妃、おかえり。

ひめか今、お昼寝中だから。

起こさないようにしてね。」


「えー…お昼寝中…了解。」



いつもいつも、寝ている。



よく寝て、大きく育つ……

って訳では無さそうだけど。



本当に、よく寝ている。

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