第4話

「近付いてきた男…許さん。

えっ、消したい。近付かせたくない。」


「朝妃。所有物じゃないのよ?

妃愛は1人の人間よ。だから朝妃には

何も口出しはさせません。いいね?」


「…………えっ!無理。無理。」



だってさ、だって………



「待望の女の子だよ?姫だよ?

それ以上の喜びはないでしょ。」



「許しません。」



「いいし、毎日でも会いに来るから。

お兄ちゃんは妹に会いに来るから。」



決めた。妃愛に会いに来る。


妹に。会いに来る。

可愛い。やっぱり赤ちゃんは可愛い…




あっ!俺を見てる………?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る