第68話

知らない――フリができなくて。



妃響:「ん?竜妃どうした?」


朝妃:「お?どうした?寝れない?隔離生活だから、そっち行くから待ってて。」



雅妃と煌妃、悠妃を看病している

朝妃兄と妃響兄の元へ助けを求める。



竜妃:「ともき、熱あるよ。」


朝妃:「ん?ともきが?」


妃響:「燈妃が珍しい。滅多に熱出さないのに――風邪かな?」


朝妃:「見てくるよ、あと頼むな妃響。」


妃響:「了解。」



深夜3時半を過ぎているのに

看病の為に起きている朝妃兄と妃響兄。



お兄ちゃんじゃなくて

完全に…お母さん……だね。


悠妃、妃響兄に抱っこされたまま

寝てるし、妃響兄寝れないじゃん…。

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