第61話

――――そんな、こんなで朝。



夜中に煌妃が再び嘔吐し

時間差で悠妃も嘔吐。


泣いてグズグズする二人をあやし

着替えさせて、脱水予防の為に水分を取らせ……今度は下痢をし……また着替えさせて……


ほとんど、一睡もしてないのでは?

って思うくらい付きっきりで看病していた朝妃兄と妃響兄。



煌妃と悠妃の親だな、完全に。



朝妃兄と妃響兄に言われた通り

自分達で起きて、準備して、朝ごはんを食べる。



雅妃:「あれ?いつももう起きてるはずの燈妃どうした?」



時刻は7時。


早寝早起きタイプの燈妃が

起きてない事が珍しい。


寝坊か?それも珍しい。



燈妃:「おはよう。……行ってきます。」


雅妃:「ん?食べないの?」


燈妃:「食べない。今日、鳥さんのお世話あるから、先いくよ。」


雅妃:「ん、わかった。行ってらっしゃい。」



クラスで飼っている鳥さん。


その当番……?らしく、先に行った燈妃。



朝ごはん……食べないのか。

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