第33話

悠妃:「ここがわからない。」



ひいくんが座る隣の席に座り

教科書を開きわからない場所を指す悠くん。


あー……私も苦手だなあ、と思う

ページを指している。



妃響:「あ、ここね。了解。」



紙に書いて、

悠くんが理解出来るように

確認しながら教えているひいくん。



聞けば、煌妃兄の世代の

愛妃の後輩の勉強を見ているとか。


家庭教師?塾講師?

みたいなことをしているから

教えるのが、うまい。



煌妃:「はっ?勉強教えてもらってるの?」



大学から帰ってきた煌妃兄。



ただいま、って言うより先に

ひいくんと悠くんを視界にいれて


勉強を教えてもらってる悠くんを見て

不服そうに見ている。



妃愛:「こうちゃん、おかえり。」


煌妃:「ん、ただいま。はい、妃愛好きそうだと思って買ってきた。今度食べに行こう。」


妃愛:「このケーキ!美味しいやつ!あひがとうっ!!」


煌妃:「ん、喜んでもらえてよかった。」



私とこうちゃんは甘党。


美味しいものを調べて教えあったり

食べに行ったり、している。



悠くんはライバル…っぽいが

私にはそう思わないらしい。

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