第15話

side 妃愛



翔馬のこと、妃響兄のこと…

お父さんや竜妃兄、雅妃兄、燈妃兄、煌妃兄には

ゆうくんが少しだけ顔を伺っていることに気付いていた。


優哉さんの息子と言われて

すぐに受け入れられるわけはないし

怖い、という気持ちは常にあると思う。



最近、卒業が迫ってきて


ふと、考え込む悠くんを

家でも学校でも見かける事が増えて

ダンスの練習に身が入らないことも

私は気付いていた。



だから、気分転換になればいいかな

なんて思ってデートを提案した。


恐らくだけどひいくんと悠くんは

優哉さんのお墓に行くと思っている。



妃愛:「お腹空いたなあ〜」



今はお昼どき。


お昼を兼ねて二人でデートを

楽しんでくれたら、いいなと思う。



煌妃:「………………デート……」



タイミング悪く

ひいくんが悠くんのことを

デートに誘う場面に遭遇してしまった煌妃兄。


もの凄く凹んでいる。



タイミング、悪いなあ…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る