第14話

妃響:「気を張ってると思うから〜って。翔馬に対しても、俺や竜妃達に対してもな?二人でデートしてこいって!」


悠妃:「細かいところまで見てるな〜。さすがというか、なんと言うか……」


妃響:「優哉さんのお墓いくか?」


悠妃:「デートって…そういうことか。今日、月命日か。だったら、妃愛も…関係あるし、一緒に行こうよ。」


妃響:「だーめ!今日は俺とのデート!進路報告しないとな。」


悠妃:「ん、そうだね。合格したこと報告しないとだ!」



俺が優哉さんの息子と言われて

早くも8ヶ月が経った。


今の季節は2月の半ば。



もう少しで俺は高校を卒業する。




妃響:「俺も、優哉さんに話したいこと沢山あるからさ、付き合ってよ。」


悠妃:「うん、行こっか!」



月に数回、妃響兄と出掛けて

優哉さんのことを話したりしている。


俺が孤独にならないように

妃響兄がケアしてくれてると感じてる。



まあ、そのたびに…


煌妃兄からはジト目で見られて

不機嫌そうにしているのも

いつものことなのだけど。



まだ、家族のみんなの前で

優哉さんのことを話題には

出せないから


こうして妃響兄と二人で出掛けて

話す事をしている。

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