第11話
妃響:「ゆうちゃーん、無視?」
悠妃:「何でしょうか、お兄様。」
妃響:「チッ、つれねえ。お宅の妹さんが、まぁー面倒臭いのでお引取りお願いしたいのですが?」
悠妃:「今、引取りに参ります。」
妃響:「そうですか、ありがとうございます。いつも、引き取って頂けたら有難いのですがね!」
妃愛を引き取れと言いに来た妃響兄。
毎度毎度、喧嘩して逃げるなよ
って言いたいらしい妃響兄は
遠回しに俺に伝えてくる。
優しい口調で。
妃響:「あっ、ゆうちゃんさあ。」
妃響兄の
あっ、ゆうちゃんさあ…
の後に続く言葉は
いい事がないと気づいた。
パシリか勉強のことか…
学校生活のことか、愛妃のことか…
何を言われるかわからないから
毎回、警戒して妃響兄の話を聞く。
妃響:「デートしようか、俺と。」
……………………!?デート!?
何を企んでいるのでしょうか。
妃響お兄様は、何を。
竜妃兄、雅妃兄…
ちょうど大学から帰ってきた煌妃兄の
目の前で、俺にデートを誘ってきた。
何を企んでいる?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます