第12話

煌妃:「………………デート?」



妃響兄大好きで

密かに俺と争いを繰り広げている

俺と煌妃兄。


運悪く、聞いてしまった煌妃兄は

鋭い眼光で俺を見てきて

いつもより声がワントーン低い。


明らかに不機嫌な様子が見受けられる。



妃響:「ゆうちゃん、準備して?」



待って。待ってくれ…ひいにい。


煌妃兄の冷たい視線を浴びてる俺に

火に油を注ぐようなこと言わないで。


もっと煌妃兄が不機嫌になるから!



妃愛:「ひいくん、おデートか!いってらっしゃーい!」



ひめ…ひめかさん!?


君も敵に回るんですか?

待って、これ以上ブリザードには

俺、耐えれないんだけど!?



妃響:「ゆうちゃん、行くよ。」



俺の手を掴み

リビングから出て行く妃響兄。


待って!この険悪な空気の家に

帰ってきたくないよ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る