第3話 石ころを投げる

 部長の犬が集めた情報を、噂の女の前で、部長が開示していく。決して、直接的ではなく間接的に(笑)そして、反応をみる。これが、楽しくてしょうがない。噂の女の表情に変化が見られると、「当たってる、当たってる。これは、反応がないな。」と楽しむのだ。部長の犬は、お金儲けにもならない情報収集の為に色々な所を駆け巡る、まるで探偵調査員の様に。お金にならなくても、そう言う事が好きなのだ。人の悪い話しをするのがとにかく好きでたまらない。自分に自信がないからか?部長が部長の犬と噂の女を呼んだ。「今度、社外でのプレゼンがあるから、2人に任せたいんだがお願い出来るか?」2人は、「はい。」と答えた。部長が、部長の犬に「君には、期待しているよ。」と肩を叩く。これが、区別だ(笑)2人呼んだが、君にはと言うメッセージを部長の犬にのみに送る。噂の女は、反応がない。反応がないのは、たまらなく面白さに欠ける。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

噂の女 のび子 @aruhoote

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る