第15話
眉尻を下げて申し訳無さそうにしたたっつんに「じゃ」と告げ、踵を返す。
「え、っちょ、ちょっと待って新堂く、」
「しゃーす」
そんな俺を慌てて呼び止めようとするも、たっつんの言葉は【失礼します】を限界まで砕いたであろう別の生徒にかき消され。
「たっつん〜課題出しに来た〜」
「う、うん、ありがとう中田くん」
「うぃ。そういやさっき川井せんせーが……」
そんな軽いやり取りを耳に入れながらも、まだ弁明したげだったたっつんを無視して、俺はその教室を後にした。
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