第46話
あまり気にしていなかったけれど、南高の白のセーラー服は言われてみると可愛いのかもしれない。
セーターやベストも指定だけど、ダサいという印象はこれといってない。
なんでも有名なデザイナーがデザインをしたものらしいという話だし。
上品で清楚なイメージが沸くような制服は、確かにあまり見かけたことがなく。
「俺の周りマトモなのいねえしな。さっきの女もよくそれ言ってる」
さっきの女…。
「絆創膏くれた?」
思い出しながら聞くと軽く頷かれる。
そうなの?
「清楚って感じがいいんだと。自分は全くそうでもねえくせにな」
そう言われさっきの女子を思い出すと、清楚というイメージは確かに沸かない。
どちらかと言うと派手な見た目だったからか、真逆のイメージすら沸いてきて。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます