第73話

ワンピースが床に落ちた。



「そんなに見ないで?


恥ずかしい」



「ちゃんと見せて。


ノン、抱きたい。良い?」



「うん、良いよ」



裸になり抱き合う。


ベッドで身体中にガクの唇が這う。



「ノン、ごめん。


優しくしたいけど、できないかもしれない。


止められねぇ」



身体が絡まり合う。



「うん。大丈夫。


激しくて良い」



私達は7ヶ月半ぶりに結ばれた。



「ぁっ…はぁ…。


ガク…っ、大好きっ」


私の声がガクに届いたかわからない。


ただ激しい吐息が私にかかる。

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