第45話

「やべぇ、腹パンパン!」


ガクはお腹を摩る。


「私も!ちょっと食べ過ぎたかも!」


「ノン、ご馳走様!


ありがとうな!」



頭を撫でてくれる。


この大きな手も好きだった。



「どういたしまして!


今日は記念の日だからね!


美味しくて、楽しくて良かった。


ねぇ、ガク。公園に寄って行こう!


風に当たりたい」



私達は公園でブランコに乗った。



「ガク…私、ガクに大切な話がある」



ブランコを止めてガクを見た。



「んー?何だ?」


ガクはまだブランコを漕いでいた。



「あのね、私達…別れよう」



ガシャンッ!


ガクはブランコを止めた。



「…えっ?今、何て言った?」


ガクは私を見つめる。


「私達、別れよう」


もう一度ハッキリ言った。

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