放課後になり鈴と合流する。

「ガク君のこと聞いてみた」

「どう？わかった？」

私達はガクの家に向かって歩く。

歩いて行くと結構遠い。

「"ナカイシュンペイ"って先輩のこと知ってる子が居たよ。

確かにガク君との暴行事件はあったらしい」

ドキドキする…。

「ガク君が暴力を振るったのは元カノ…当時の彼女のためだった」

元カノのため…。

「詳しくわかる？」

「うん、聞けたよ！

"ナカイシュンペイ"って野球部の先輩と、もう1人の2人と彼女がカラオケに行ったらしいの。

ガク君が居るのにどうしてカラオケに行ったかは不明。

それで、先輩2人にお酒飲まされて…

ヤラれたらしい」

ヤラれた…。

「えっ⁉︎それってレイプ⁉︎」

鈴は頷いた。

「その事はすぐにガク君に伝わって、ガク君が復讐した…って事だって。

凄い大怪我させたみたい。

警察沙汰にもなったらしくてさ」

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