ガクはそばにいるって言ってくれたけど…。

「鈴、一緒にサボってくれる？」

私はそう言った。

「もちろん！一緒にサボろ！

私がそばに居ます、ガク君は心配しないで下さい」

友達に裏切られて、これだけボコボコにされて…。

精神状態は最悪だった。

彼氏にグチるのは嫌だし何でも話せる鈴にそばに居て欲しかった。

「わかった。

鈴ちゃん、悪いけどノンの事頼む。

何かあったら電話して？」

ガクと鈴は連絡先を交換している。

「上原もありがとう。

来てくれて凄く助かったよ」

私は上原にもお礼を言った。

「ノン、夜電話する」

「うん、わかった」

そうしてガクと上原は学校に戻って行った。

「歩ける？大丈夫？」

鈴は何度もそう聞いて心配してくれた。

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