第40話

「えーっ!ノンの親、居ないの?


じゃあ泊まりに行って良い?」


高校で友達になった愛(あい)が電話でそう言った。


「良いよ!良いよ!おいでよ」


私はそう答えた。


「じゃあ、何人かに声かけようかな?」


「うん!集まろう!


あっ、卒業アルバム!


卒業アルバム持って来て欲しい」


ガクはあんなに隠したがっていたのに、私は知りたがってしまった…ホント子供。


ガクの中学時代の事知りたい。


そして同級生の4人が集まった。


「カンパーイ!」


ジュースで乾杯する。


丁度、4人とも違う中学。


4冊の卒業アルバムを廻して見る事にした。


1冊目にはガクはいない、見落としてなければ。


私は思い切って3人に聞いてみた。

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