第14話

「ガク君!連絡しないでごめんなさい!


私、私ね!ガク君が想像より何十倍もカッコ良くてテンパっちゃって。


こんな素敵な人が私を見つけてくれたの⁉︎って嬉しくて!


親友に自慢しちゃったりしていて、浮かれまくってたら返事をしてない事忘れちゃってたの。


ごめんなさい!本当にごめんなさい!」


早口で何を言っているか自分でもわからない位に必死で謝った。


「あはははっ!ノンちゃん、慌て過ぎ」


笑ってくれた…良かったぁ。


「本当にごめんなさい!」


「もう良いって。


絶対引かれた!ってスゲー心配したけど、スゲー嬉しい事いっぱい言ってもらったから」


私…めちゃくちゃ恥ずかしい心の中を曝け出してしまったかも。


「いや、あの!そうじゃなくて、違わないんだけど引くなんて全然無くて。


ただビックリして…」


私が告白したみたいになってない?


「ノンちゃん、俺に一目惚れした?」


ガク君は笑って言う。

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