恋の始まり
第13話
放課後に上原からショートメールが来た。
そうか、ガク君にも上原にもチャットアプリのアカウント教えて無いんだった。
鈴が来るのを下駄箱の前で待つ間にメールを開いた。
上原『和田のことタイプじゃなかった?』
えっ?和田…ってガク君だよね。
すぐに返事を打つ。
ノン『何で?そんな事ないよ』
またすぐ返事が来た。
上原『ノンちゃん和田にそれ言ってないよな?』
ヤバッ!私、写メに舞い上がって返事してない。
ノン『ごめん!すぐにガク君に連絡する!教えてくれてありがとう』
ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!
怒ってるかな?
私が逆の立場なら落ち込む。
電話で話した最後に「引くなよ」って言ってたよね。
絶対引かれたと思う、私なら。
電話?ショートメール?
いや、電話の方が誠意が伝わるはず。
私はガク君に電話をかけた。
プルルルル、プルッ!
「もしもし」
低い声でガク君が出た。
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