第8話

おっ、鈴からの返事きてる。


すず< ノン!ヤバッ!すぐ会いなよ!


ノン< すぐに⁉︎恥ずかしいよ!


すず< だって顔がタイプじゃなかったらどうする⁉︎時間の無駄じゃん


ノン< 無駄ではないよ?良い友達になれるかもだし


すず< ノンは彼氏が欲しいの?友達が欲しいの?


すぐに答えられない私。


すず< 変なヤツだったらどうする⁉︎早く確かめなきゃダメ!


ノン< 変なヤツではない!きっと良い人だと思う、たぶん


すず< ノンは優しすぎるから心配。一緒に行くから会ってみようよ


ノン< でも会いたいって言われた訳じゃ無いし。しかも私の顔見て減滅するのはガク君かもしれないよ?不安過ぎる


すず< それは無い!ノンはカワイイ!絶対!


ノン< ありがとう。鈴が親友で幸せだよ


ピロロローン♪


ドキッ!


スマホに''ワダ ガク"の文字。


慌てて通話ボタンを押した。


「ガク君?」


「うん、今大丈夫?風呂入った?」


「大丈夫、入ったよ。ガク君は?」


「今1人でコンビニに向かってる。少し話そ?」


ちゃんと色々聞こう。


「うん、話そう。質問して良い?」


「いいよ」


やっぱり優しい話し方。

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