第7話

「わかった。また連絡する。


ところでさ、ノンちゃんを発見したのって俺が最初?」


言い方が可愛くて私は笑った。


「最初、最初。


そして最後かもしれない!


あはははっ!


だから嬉しかったよ、ありがとう」


本当に嬉しかった。


「他の誰にも見つからない事を祈る!


じゃあ、またな」


「うん、またね」


私達は同時に電話を切った。


ワダ、ガク君…どんな人なんだろう。


考えただけでワクワクする。


どこ中卒業か聞けばよかったな。


誰かから卒アル見せてもらいたい!


私はご飯を食べてすぐに中学からの親友で高校も一緒の鈴(すず)に、ガク君の事を書いチャットアプリを送ってからお風呂に入った。


上原は中学の時はサッカー部だったはず。


高校で同じ部活の人かな…とか、どこに住んでるのかな…とか、色々考えてるうちにお風呂にのぼせてしまった。


少し窓を開けてベッドに飛び込んだ。


そしてスマホを見る。

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