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第4話
「お!
帰ってきたぁ~」
日が暮れる頃。
窓を全開に開けて、焦げた匂いを消していたアーチェは、南西から飛んでくる鳥――否。レアバードを見つけ、窓から体を乗り出し手を振った。
「みんな~!
おっかえり~♪」
いつものように、アーチェは明るく出迎える。
「ただいま~」
それに気づき応えるように、先頭を飛ぶクレスも手を振った。
☆
4人がアーチェのいる部屋に来て早々。
「今回『は』おとなしくしてたか?」
いつも、いじわるく言うのはチェスター。
「…してたわよ」
せぇっかく、クレスの顔見れていい気分だったのに~。
ドアを開けて迎えてみると、いたのはチェスターだった。
コイツってなんでこうなのよ。ムカツクムカツクぅ~!
内心腹を立てていたが、今回の目的を達成させるために今は抑えた。
「へっ!どうだかな」
く…っ!まだ言うか。
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