第3話

『おめ…アーチェ…っ

この『××料理人』が!!』


『ガァァンっ』



チェスターの一言。

あれは痛かった。


「あいつめ~

今度こそ、『うまい』って言わせてやるんだから!」


その時の、チェスターの言葉、顔を思い出し、アーチェに再び気合いが入る。


「よし!

もう一度(もったいないけど、仕方ないと思いながら)はじめからっ!」


じゅ~~~…



プスプス…


……。


「あ~んっ!

またやっちゃったあ!!」


また部屋に焦げた匂いが広がり、そして、またかわいそうな食材が増えた。


みんなが帰ってくる前に、どうにかなるかなぁ…?


と、アーチェは少し不安になっていた。

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