第33話

*青髪おじさん*



「ジーニアス?!

どうしてここに??」

「ロイドが…!ロイドが捕まっちゃったんだ!!」


リフィル戦を終えた後、ノイシュに乗ったジーニアスが神子一行を探しに旧トリエット跡まで走ってきた。


「大変!

あの、クラトスさん。ロイドを助けに行ってもいいですか?」


(ストーリー上そう言ってるだけですよ?)


という、コレットとジーニアスの心の内が見えた。

だが、あえて何も言わずクラトスは、


「神子の意思を尊重する」と答え、ロイド救出に向かう。


なぜなら、あそこには…。



「……ロイド、次こそは貴様を我が物とす…」


『ジャッジメント!!』


「わーーっ!?」


「リーダー!?」


青髪の男に集中して降り注ぐ、無数の光の矢。


ユアン。

セリフを言い切る前に、どうしてもしておきたかったのだ。


お前の…ロイドに向けて言うセリフは、いつも危険だからな!!




余談だが。

ジャッジメントをユアンに当てることができたにも関わらず、この時点でユアンと対面することができなかった…。

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