第30話
*クラ≦ロイ*
「…私はクラトス・アウリオン。傭兵だ」
仕方なく、一周目と同じく名乗ると、ストーリー通りの台詞が展開され、クラトスも彼らに同行する事ができた。
クラトスの活躍がないために流れ的に無理があったが。
☆
「やった!
レベルアップだ!!」
「おめでとー」
「ロイド、また強くなったね!」
聖堂探索中、そこでうろつくモンスターを倒して、ロイドはレベルアップした。
ただの、
ではない。
特定の称号には、レベルアップボーナスがあるのだ。
私は『戦神』(今、一番強いヤツ)。ロイドは『時空剣士』。
ボーナス量は、ロイドの方が多い。
このままでは…。
このままでは、ロイドが早いうちに、私を上回ってしまう!!
そう気づいた時、クラトスはくすくすと笑う声が耳に入った。
コレットとジーニアスだ。
「あの人、ロイドより弱いよ~」
「…くっ!」
彼らはこうなることも、わかって狙っていたのだな…。
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