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第26話
*コレットと
ジーニアス*
私たちの目的は!
クラトスをロイドに近づけさせないこと!
☆
「ねぇ、ロイド~。
これから聖堂に行くんだよねぇ?」
「そうだぜ?」
何を今更、みたいな顔でロイドは答えた。
「それじゃあ、コレ…つけていくといいよ~」
ロイドを引き止め、コレットは左胸にあたる赤い服に何かを括り付けた。
一周目で手に入れた称号『ベルセルク』と書かれた名札。
「コレ、なんだ?」
「つけておくと、強くなれるんだよ~」
「へぇ」
つけられた名札を触りながら、ロイドは『強くなれる』という単語に関心を持った。
彼が不思議なものに興味を持ちやすいということを知っている。(一時的だが。)特に疑いもせず、嬉しそうであった。
「ロイド、聖堂に行く前に少しモンスターと戦ってから行こ?」
それを、コレットとジーニアスは利用した。
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