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第14話
*リーガル*
一時的にロイド達と行動をしていたが、別れの時は来た。
だが、まだまだ気掛かりな事があって、彼らの後をつけたクラトスだった。
☆
今、ソダ島遊覧船乗り場・小屋の中にいる受付嬢の前にロイド達はいた。
「名前は?
ご職業は?
好きな食べ物は?
どこにお住まいですの?
年収は?
好みのタイプの女性は?」
「…」
その様子を、小屋の入り口前でこっそりと見守っていたクラトス。
どうやら、青髪の男が受付嬢の質問攻めに遭って、困っているようだった。
その二人の間に入るように、「そのくらいにしとけよ」と、ロイドが助け船を出す。
「俺が代わりに教えてやるからさ」
……ん?
ロイドが教える?
そこまでする必要はないだろう?
そうは思ったが、彼らの前に出るわけにはいかず黙っているしかなかった。
「名前はリーガル。職業は大会社の会長なんだ。
好きな食べ物はきゅうりで、テセアラの住人だ」
…この辺の情報は、仲間なら当然だな。
うんうんと、自分を納得させるように言うクラトス。
だが、それは束の間で。
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