第11話
*クラトスvsゼロス*
「さっきのは何なのよ?」
精霊を解放し、イセリア牧場に向かう途中。
ゼロスが最後尾にいた私のところに近づき言った。周囲には聞こえない声で。
「きさまはユアンに通じているだろう?」
「…」
答えはなかった。しかし否定もしない。
「私の目が届いてるうちは、きさまをロイドに近づけさせはしない!」
☆
「時間がないから、メンバーを二つに分ける」
イセリア牧場内。
『救出班』と『停止班』に分かれる事になった。
停止班に自動的に入るロイド。
…選ばれるのはあと3人。
ごくり。と、息を飲むクラトス。
ロイド達を裏切る形でメンバーから離れたため、ここで自分を選んでくれるか心配だった。
「…じゃあ」
一緒に行くメンバーを決めたのか、ロイドは顔を上げ、
「先生とクラトスと…ゼロス!
これで決定だ!」
よし!と、喜んだクラトス。
ロイドを近くで守られる、しかし悩みのタネもセットだった。
だが…いや守ってみせる!
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