第8話
*結果報告*
雪の降る大陸に、私は来ていた。
羽根をしまい、少し歩いていると、人影を一つ確認する。
黒のマントを羽織り、空色の髪を持つ――ユアンだ。
「…来たか」
気配を感じ取ったユアンは振り返る。
昼間、連絡があったのだ。
『まだ途中だが、報告見てみるか?』
と。
断る理由などない。すぐ行くと答えたのが、今から3時間前。
灰色の空に、紺色が交ざりはじめていた。
「早速だが、これを見てみろ」
言ってユアンは大きめの封筒をクラトスに渡す。
「…ん?」
報告書にしては重いな?と思い、開けてみると中には写真が入っていた。
これは…!
めくってみて驚いた。
はじめはロイド一人の写真。
だが、めくっているうちに人が増えていく。
そしてやたらにカメラ目線で、ロイドと一緒に写っている男がいた。(ロイドは撮られていることに気づいていない)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます