第7話

*勝手にパパ公認*



テセアラに来てから気づいた事あった。


ロイドには“気になる女の子”がいる。と。


それは…。


ユアンにロイドの素行調査を頼んではいたが、合間をみて様子を見に行った時だ。


「魔神剣・双牙!」

「弧月閃!」


ロイドの技で敵を怯ませたところに、ピンクのツインテールの子供が斧を振り回し、敵を倒していた。


今のでトドメだった。


「プレセアの斧は無敵だな!」


ラストを決めたプレセアにロイドは声をかける。


「敵、停止。

先を急ぎましょう」


すたすたと斧を引きずり歩き出すプレセア。

その背を目だけで追うロイド。


「なんか…冷たい」


鼻をすすりながら、寂しそうな顔で。


それを見ていて確信した!

ロイドはプレセアが好きなのだと!!


(ばっかじゃないの?!

そんなわけないでしょ!)


ん?なんか聞こえたか?

まぁ…いい。ロイドが好きになった相手なら、私は文句は言わない。


プレセアには“ロイドに近づける権利”を与えよう。

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