第3話

*決意表明*



「みんな、ご飯ができてよ?」


『え?』


「ん?」


リフィルがサンドイッチを作ってきた。

そういえば、今日の夕御飯は彼女が作ることになっていたな。と、クラトスは思い出す。


しかし、なんだ?

ロイド達のこの反応は?


「食べてみてくれるかしら?」


ロイド達の反応を気にはしたようだが、そこは何も言わず、リフィルはクラトスに具の入った皿を差し出す。


ただのサンドイッチだろうに…。


「いただこう」


とそれに手を伸ばす。


「うっわ!」

「クラトスさんが危ないよ~!」

「気の毒だね…」


距離をとったロイド達。小声で何か言っているようだが、問いはせず、クラトスは一口ぱくりと、食べた。

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