第46話

まぁ、でもきっと……。


こんな話題、すぐに消えてなくなるわよ。


なんてったって初っ端からハッキリキッパリ、ついでに言えばあっさりとお断りした訳だし。


しばらくの間はもしかしたら色々噂されるかもしれないし、万亀の席にはいつまでも人だかりが出来続けるでしょうけど、それだけよ。


私の話題なんか、みんなきっとすぐに忘れちゃうでしょ。


うん、きっとそうなるわ。


絶対そう。


かなりの確信を抱きつつ、そう思う。


──ところで。


校内に予鈴が鳴り渡る。


私はちょっと息をついて、それでもちょっとだけ元気を取り戻して教室に戻る事にした──。

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