第48話

この反応は、まだいい。


俺が街を歩きゃ、ほとんどの女の子はこーいう風に黄色い声を上げてくれる。


まぁ、今は皆 俺じゃなくてダルに熱上げてんだけどな。


ダルも背は低いが、それなりに見れる顔してるし、女の子が騒ぐのも少しは分かる。


だからそれはいーんだが。


俺は少しうんざりしながら辺りを……特に、こっちを見てくる男共を見る。


どーもこうもねぇ、だらしない、鼻の下の延びた顔でこっちを見てやがる。


~背筋に嫌な汗が浮かんできた。


美人は特だと思ったが、やっぱり俺は普通の格好で女の子にキャーキャー言われる方がいいな。


てゆうかあんまし見られてっと、どっかでこっちのボロが出そうだ。

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