第45話
ギルドの依頼だけで十分に借金返済なんか出来ちまう可能性は高い。
それこそ一億ハーツの賞金首一人を捕まえればいいんだからな。
「~よし、そうと決まったら早速ギルドに行ってみるか!
飯食ったら行こーぜ!」
「ちょっと待て、私は今日はギルドに用事などないぞ。
自分の用事は自分で……」
「ダル、お前、ついさっきのボヤ騒ぎのこと忘れたのか?
俺はあれで寿命が百年は縮まったぞ。
お互い持ちつ持たれつ!
ちょっとついてきてくれるくらいどって事ないだろ?
助け合ってやってこーぜ、兄弟」
へらっと笑って俺は言う。
ダルは……ボヤ騒ぎの事を思い出したんだろう、多少の気後れがあるのか、大きく溜息一つつきはしたが、仕方なさそうにうなづいて見せたのだった。
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