第19話
アンリ様はマックスさんから真実を聞いて、ショックを受けてましたが持ち直し、そして共に旅に行くといいました。
本陣でマックスさんがアンリ様が入隊する事を仲間に伝えた時、なんか変だなって気づきました。
確信したのはもう少し後のことですが…。
☆
「…私は何をすればいいのですか?」
「メイと共に、ルーンファウスト国に向かってくれますか?
マックスであった場合、そこに連れてくるそうです」
「…わかりました」
「ありがとう、タオ」
私が同意すると、アンリ様は嬉しそうに微笑んでいました。
反対に、私の態度は冷めていたけれど。
…別に行きたくないわけじゃないんです。
…マックスさんを認めてないわけじゃない。
ただ…。
次の日の昼。
私とメイは船に乗って、ルーンファウスト国を目指す事になりました。
「マックスだといいわね」
目指す先を見つめながら、メイは言った。
「そうだね」
そっけなくタオは答えた。
…私はただ、
許せないだけ。
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