第36話

「ま、無事終わったわけですけど…それでは企画第二弾にまいりましょうか!」


「え?」


男の言葉にクラウドは明らかに嫌そうな顔をした。

それを察したのかなだめるように「また舞台…ではありません」と、言い。


「これは、カップル皆さんにやって貰っていることですから」


「…そうか」


ほっと、クラウドは胸をなで下ろしてるけど…わたしはもう一回あってもいいかな。なんて密かに思っていたの。


「…で、第二弾って?」とクラウドか訊くと。


「ええ。それは記念写真なんですよ」


『写真?』


二人は声をそろえた。


「はい。

しかも、100組記念仕様で♪」


男は営業スマイルで微笑みながらにっこり言った。

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