第11話
◆エピローグ◆
「あーあ。行っちゃったわね」
「…行っちゃったな」
「…うん。」
その場に残った3人。
「でも……。
また、必ず帰ってきてくれるわ」
また枯れ木に戻ってしまった木を眺めながら言う呉羽の言葉に二人は、
「そうね」
「そうだな」
と笑って返した。
――ひと段落して
――彼らが帰ってきたら…私も決めないと。
「キリヤくん、シーナさん。
帰りましょう?」
「ああ!」
「うん!」
カツカツカツと靴音を鳴らして、3人は来た道を戻る。少し前を歩いていた椎名は、思いついたように、いきなり振り返って、
「ね、ね!
せっかくだから、ファミレスに行こっ!」
「えぇ~?!」
「うん。行きましょう」
「……う…。
クレハが行くなら…」
「ちょっとキリヤ。
それ、どーゆー意味よ?」
「わ…シーナ。ちょっと待てよ…っ!
う、うわぁぁぁぁ!!!」
ルミナス学園に怒鳴り声と悲鳴の声が聴こえた。
おわり。
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