第61話

次の日にはわたしが話を聞いた女の人を家に呼びつけ



「担当が作者の事をペラペラ喋るな」と、言い放った



彼女は只の出版社の人だった



彼女の方は皐月くんに好意があったみたいだが皐月くんは



「俺の婚約者を傷付けた代償は払って貰う」



そう言って契約を打ち切った



そして、学校への送り迎え、家の改装・・・



わたしの考えも及ばない出来事の連続が続いた



そして、合間に書いた皐月くんの小説がまたしても有名な賞に輝いた



その本のタイトル・・・



『恋愛小説』

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