第90話

「お客さん、その子どうしちゃったの?」



「あぁ~何か襲われてた」



「はぁ!!」



俺は一先ずタクシーに乗り、ウチに連れて行く事にした



「助けたは良いけど、気を失っちゃって…どうしたらいい?」



思わず運ちゃんに聞いてしまう



「そりゃ、普通なら警察だろうよ…」



「だよね~」



行き先、変えた方が良いかな?



「でも、きっとその子はイヤだろうな」



「そうかなぁ?」



「アンチャンはどうしたいんだい?」



「俺?そうだなぁ…な~んか守ってあげたいんだよねぇ」



「んじゃ、守ってやんなよ。その子、無意識にアンチャンに縋ってんじゃねぇの」



「そうなんだよね。何か可愛くって」



「アンチャン…顔、ヤベェよ」



「マジで?」



「まぁ、これもなんかの縁だろうよ。最後まで面倒みてやんなよ」



運ちゃんと話してるウチにマンションに着いた

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