エンゼルランプ

あなたを守りたい

第89話

う~ん・・・どうすっかな?・・・



俺の腕の中には、半裸で気を失ってる女の子



さっき、襲われてるこの子を抱え、街中を走り抜け、此処は・・・公園



「お~い起きて~」



さっきから何度も声を掛けるが…目を覚まさない



俺の胸元のシャツを掴んだまま



本当なら今頃・・・



「ハァ…どうすっかな?」



にしても、この子可愛いな・・・



「あっ、怪我してる」



口元に少し・・・



「殴られたのか…此処にも…」



手首には痣、首筋には引っ掻き傷



「怖かったな。もう、大丈夫。怖い事は何もないよ」



俺は無意識に呟いていた

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