第22話

それから、小さな雑貨屋、カフェ…色々と見て廻った



夕方になり、そろそろホテルに戻ろうと思った、その時・・・



「此処…此処に入ってみたい。凄く綺麗…お城みたい・・・」



建物を見上げウットリ・・・



マジですか?…此処ですか?…お城って…///ラブホ///ですけど・・・



「渉、行こう!!」そう言って歩き始める紫音



俺は一旦、紫音の足を止めさせて



「ねぇ…紫音?ラブホテルって知ってる?」



「…知らない」・・・ですよね?



俺は簡単に説明した。どういう場所で、何をするのか…『ナニ』を・・・



紫音は照れる事なく



「じゃあ愛してる人と一緒なら入っても怒られない?」



そうきたか・・・



「怒られないよ…でも、そういう事をする所だよ?」



「うん!分かった!」…ナニが分かった?



「イイの?」「うん」



紫音は俺の腰に手を廻し、歩き出した



俺は引きずられ・・・る事なく、自ら歩いた。そりゃ…男の子ですから・・・

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