第81話

あの日から音羽はあたしと急激に仲良くなりずっと一緒だった



「ねぇ?メグ?・・・」



「なに?」



「・・・」



「どした?」



「あのね…///あたし、好きな人できた//」



「そう。で?」



「あのね…透流くんなの//」



「はぁぁ?・・・透流って、あの泉 透流?」



「///ぅん」



「マジ???」



「ぅん」



「はぁ~。何がどうなって、そうなったのよ?」



「あのね・・・手を繋いでくれたの?」



「どういうこと?」



「昨日、メグと別れてからお迎えを待ってたの。その時、男の子がふざけてて・・・あたしとぶつかったの。あたし、倒れそうになっちゃって。その時、支えてくれたのが透流くんで・・・。支えてくれながら、手を握られて『大丈夫か?』って。あたし、男の子苦手でしょ?だけど、透流くんは大丈夫だったの。それですぐ透流くんは行っちゃったんだけど、あたし…ドキドキが止まらないの」



「・・・アイツが音羽を助けたの?」



「うん」



「・・・アイツが大丈夫か?って言ったの?」



「うん」



「・・・アイツの事が好きなの?」



「///ぅん」



「はぁ~あ・・・分かった。それで、どうしたいの?」



「ぇ?・・・」



「はッ・・・?」



「好きだなぁ?って」



「だから・・・付き合いたいとか・・・そういうんじゃないの?」



「どこに?」



「・・・マジで言ってる?」



「どこに行くの?」



「・・・マジか。・・・そうじゃなくて、彼女になりたいとか思わないの?」



「・・・思わないよ」



「えっ?…なんで?好きなんでしょ?」



「///好き」



「そこは分かってんだ・・・なら、彼女になりたくないの?」



「無理・・・だよ。透流くん、あたしの事知らないし」



音羽を知らない奴はこの学校にいないって・・・



「大丈夫よ。透流も音羽を知ってるわ。あたしに任せて!」



「/////なにするの?」



「ふふっ内緒」

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