第82話

それから透流に音羽を紹介したり、あーでもないこーでもないとしているうちに透流が



「俺と音羽、付き合うから」



仲良く手を繋いで報告してきた



「あっそ。音羽、泣かせんじゃないわよ」



「当たり前だ」



~~~~~



それから2人は仲良くしてた



でも・・・



2年の冬休みに音羽と透流がいなくなった



あたしのトコに音羽の家の奴がきて



「音羽様の行方を教えてくれ」



そう訪ねてきた



話しによると音羽は日本で有名な任侠団体の娘だったらしい



まぁ音羽自身、あまり知らされてなかったみたいだけど



それで、透流との事がばれてから軟禁状態にされていた



その事に耐えられない音羽は隙を付き逃げ出し行方が分からなくなった



確かに冬休み前から連絡がなく・・・あたしは透流と一緒だと思ってたから気にはしてなかった



あたしは音羽の家の人に



「何の連絡もない」



そう告げた



実際、連絡はなかったが万が一知っていたとしても言うつもりはなかった

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