第69話

電話を終え出かける準備、紫音は少し緊張してるのか時々、俺の手を握っては『ッよし』と気合いを入れる



スノーは準備をしてる俺たちをキョロキョロ見てはコテッと倒れる



そんなスノーを少し大きめのバッグに入れ



「お出かけだよ?彩さんのお家行くの」と言い聞かせて、優しく頭を撫でる



そんな紫音を俺は抱きしめ



「大丈夫。いつもの紫音で居てくれればいい」



背中を何度か擦り伝える



紫音は抱き締められたまま俺を見上げて



「・・・手…ギュってしててね?」



堪んねぇ・・・



「離さないから。大丈夫だよ」



軽めのキスを落とす



「・・・よしッ!」



俺たちは気合いを入れて家を出た

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